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こんにちは😊
神奈川県茅ヶ崎市赤羽根にある、0歳から通えるピアノ教室、講師の城田亜澄です♪
今日は「テンポ」についてお話ししたいと思います。
クラシックの楽譜には「Allegro(アレグロ)」や「Andante(アンダンテ)」など、イタリア語で書かれた速度標示がよく登場します。
学校の音楽の授業でも習いますが、実はこれらは“単なる速さ”を示しているだけではありません。
テンポには、作曲家の想い、音楽の性格、そして演奏の雰囲気までもが込められているんです。
モーツァルトもこう語っています。
「音楽において、もっとも不可欠でもっとも難しく主要な事柄はテンポだ。」
学校では「速く」と教わることが多いアレグロ。でもイタリア語本来の意味は「陽気に」「明るく」「楽しく」。
つまり、“楽しくてワクワクするから自然と速くなる”というような感覚なんです。
アレグロと書かれている曲は、リズムが弾むような明るい音で、気持ちが上向くように演奏してみましょう♪
モデラートは「中くらいの速さ」と訳されますが、本来は「節度のある」「ちょうど良い」という意味。
たとえば、秋の過ごしやすい気候や、ぬるめのお風呂に入ったときの「あ〜気持ちいい〜」という感覚、それがモデラートです。
自然な流れで、心地よく演奏するのがポイント。無理にテンポを揃えようとするよりも、体が自然に動くスピードを大切にしてみましょう♪
アンダンテは「歩く速さ」と言われていますが、イタリア語では「まあまあ」「そこそこの」といった意味を持つ言葉。
特別ではないけれど、なんだか心が落ち着くような、日常の中の小さな幸せを表しているテンポです。
カフェやパン屋さんの名前にも多いのは、そんな穏やかな響きがあるからかもしれません。
音楽でも、美しいメロディーを自然に、優しく前へ進めるような演奏がぴったりです。
テンポ標示に使われるイタリア語の言葉は、作曲家がその曲の世界観を伝えるために選んだ「音楽のことば」です。
たった一言の中に、音楽の性格やイメージがぎゅっと詰まっているんです。
その意味を知ることで、音楽はもっと自由に、もっと豊かに表現できるようになります。
テンポはただのスピードではなく、気持ちや雰囲気まで伝える「音の表情」です。
アレグロなら「楽しく!」、モデラートなら「ちょうど良く」、アンダンテなら「やさしく自然に」。
言葉の背景にあるニュアンスを感じ取ることで、演奏がぐっと深く、魅力的になりますよ。
次に楽譜を開くときは、テンポの言葉にもぜひ注目してみてくださいね😊
演奏がもっと楽しくなるヒントが、そこに隠れているかもしれません♪
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